不幸のメカニズム

不幸のメカニズム

~なぜ不幸は連続するのか?~

幸せは、すぐに逃げていく。
不幸は、次々に現れる。
私たちは、不幸の星の下に
生まれたのであろうか?
あなたは経験したことがないだろうか?
幸せなことが起きると、な~んか、
悪いことが起きそうな予感がする。
逆に、不幸なことが続くと、
二度あることは三度あると思えてくる。
それは人智の及ばぬ悪魔の仕業であろうか?
それとも宗教上の理由であろうか?
印鑑を象牙に替えた方がよいのだろうか?
壷を買えば救われるのであろうか?

不幸連続の事例

ある秋の日に…
その日、息子の運動会であった。
私は、朝、カメラの準備を始めた。
しかし、望遠レンズが見当たらない。
広角レンズしかない。
これでは、愛する息子の躍動的なシーンを
迫力満点のカメラワークで激写することが
できないではないか?
私は、慌ただしく弁当を作る妻に
「お~い、望遠レンズ知らない?」と
やさしく聞いてみた。
(こういうとき声を荒げると、大変なことになる)
すると妻は、眉をひそめて、
「なんで、昨日言わないの?
 望遠レンズは私の実家に置いているわよっ!」
初耳なのに、妻は私を責めた。
釈然としない思いを抱きながら、
開会式が始まろうというのに
まだ弁当を作っている妻を残して、
私はバイクで学校へ向かった。

これが「不幸その1」である。
その後、恐るべき不幸は後記のように
連続して私を襲ったのである。
後記を読む
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