不幸のメカニズム

「不幸大連発」
学校に着いた私は、
加納典明のようにカメラを構えようとした。
しかし、フィルムが入ってなかった。
私は、近くのコンビニへ走った。

フィルムをセットし、篠山紀信のように
カメラを構えようとした。
しかし、電池が切れて作動しなかった。
私は、また近くのコンビニへ走った。

しかし、コンビニに
高級一眼レフカメラ用の電池は売ってなかった。

バイクを飛ばしてカメラ屋を探した。
午前十時前で、どこも開店していなかった。

やっとの思いでDPEショップを発見!
電池を購入し、急いで学校へ戻った。

電池を入れ、
立木義浩のようにカメラを構えようとした。
しかし、息子が出走した徒走は
シャッターを切る前に終わった。

しかも、息子は一等賞でテープを切っていた。

気を取り直して、
次に息子が出走する障害物競走で、
私はアラーキーのようにカメラを構え、
ばしばしシャッターを切り続けた。
しかし、広角レンズのために
息子が小さくしか見えなかった。

後日現像すると、写真に写っていたのは、
よその子だった…
さて…
リスケ フ-300-M 711×7339