FAMシネマテーク Vol.2
上映ごとに完全入れ替えし、座席制限を設けております。
(2017・アメリカ)
昨年日本全国で大ロングランヒットとなった本作は単なる図書館のドキュメンタリーにあらず。ウディ・アレンやスパイク・リーといった映画監督もこの図書館の常連で、映画の中にはエルヴィス・コステロやパティ・スミスなどお馴染みの著名人が多く登場するが、カメラは図書館の内側の、観光客は決して入れない舞台裏をグイグイ見せていく。「これが図書館なのか??」と見る者の固定観念を打ち壊し、この図書館が世界で最も有名である<理由>を示すことでアメリカを支える民主主義とは何かを伝える驚異的な映画。
■原題:Ex Libris – The New York Public Library
■監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン
■上映時間:205分 ※途中休憩5分
■提供:ミモザフィルムズ/ムヴィオラ
(2016・アメリカ)
通りを歩けば英語以外の言葉がたくさん聞こえる。世界中からの移民とその子孫が暮らし、167もの言語が話され、マイノリティが集まり、エスニックな味と多様な音楽があふれ、「世界で最も多様性のある地域」と呼ばれるジャクソンハイツ。本作でワイズマン監督の視線はあらゆる場所、あらゆる人に向けられる。教会、モスク、シナゴーグ、レストラン、集会、コインランドリー・・・。地域のボランティア、セクシャル・マイノリティ、不法滞在者、再開発の波にのまれる商店主たち・・・。町を徹底して見つめることで、さまざまな人間が見えてくる。社会も歴史も見えてくる。長年にわたってアメリカを観察し、記録し続けてきた同監督の面目躍如たる“町ドキュメンタリー”の傑作は、〝Black Lives Matter〟を経てますますそのアクチャリティを増している。
■原題:In Jackson Heights
■監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン
■上映時間:189分
■提供:配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ
1930年1月1日、ボストン生まれ。現在90歳。イェール大学法学部卒業。67年、初監督であるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』以降、様々な角度からアメリカを見つめる傑作を次々に発表。本作までにドキュメンタリー監督作は40を数える。近作に『パリ・オペラ座のすべて』、『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』などがある。2014年にヴェネチア国際映画祭で 金獅子賞(特別功労賞)、2016年にはアカデミー賞名誉賞を受賞している。
1 | 11:00~14:30 | ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス ※途中休憩5分 |
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2 | 16:00~19:09 | ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ |
1 | 11:00~14:09 | ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ |
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2 | 15:30~19:00 | ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス ※途中休憩5分 |
※開場は各回30分前より
「FAMシネマテーク」は福岡市美術館・ミュージアムホールを会場に、これからも貴重なプログラムを提供してまいります。